WP-CLI 1.4.0 がリリースされました!

WP-CLI 1.4.0 がリリースされました!

Version 1.4.0 released

従来 WP-CLI は、3ヶ月サイクルでリリースされていましたが、今回の 1.4.0 は前回の 1.3.0 から約2ヶ月でのリリースとなりました。

次の 1.5.0 は12月を予定しておりますので、しばらく2ヶ月サイクルでリリースされると思います。

新コミッター

今回のリリースノートでは、新コミッターたちが紹介されています。

  • Martin (@gitlost) はアイルランドのダブリン在住です。彼は驚くほど高いスキルと幅広い知識を持っており、かれのレビューにはしばしばPHPのソースコードや、OSのカーネルのソースなども引用されます。そして彼の「We will!」などの言葉にいつも励まされています。
  • Siddharth (@Sidsector9) は、インドのプネー在住のエンジニアです。彼は rtCamp という企業で働いており、この企業は Automattic の VIP パートナーなので、そのノウハウを活かして wp doctor などのコマンドで活躍しています。「Bleach」や「Shingeki no kyojin」、「Kimo no na wa」など、日本のアニメの大ファンでもあります。
  • 3人目は僕(@miya0001)のことです。「たくさんの改善をプロジェクト全体にしていて、彼のプルリクエストが次に何を修正するか誰にもわからない」とのこと。実際僕は特にこれというこだわりがなくやってる感じですが、今回のバージョンにおいては、VCCWなどのプロジェクトから寄せられるフィードバックのおかげで、リード開発者のDanielの次にコミット数が多いのが僕です。

コミッターは他にもアメリカ在住でリード開発者のDaniel (@danielbachhuber) と現在はドイツ出身でYoastで働いている Alain (@schlessera) がおり、合計5人のコミッター全員が違う国に住んでいます。

お互い見ず知らずのグローバルなチームで一緒に活動ができることをとても誇りに思っており、このことは僕のプログラマーとしてのキャリアをとても豊かにしてくれています。

1.4.0について

今回の 1.4.0では、1.3.0がリリースされた後のたったの2ヶ月間で、42人のコントリビューターたちからの308件のプルリクエストがマージされました。

wp search-replace で変更箇所のログが見れるようになりました

サイトの移行などで便利なこのコマンドでは、従来実際にどこが変更されたかを確認することがとても困難でした。

今回の新バージョンでは –log というパラメータが追加され、変更箇所をみれるようになりました。

$ wp search-replace 'http://' 'https://' --log
wp_options.option_value:1
< http://wordpress-develop.dev
> https://wordpress-develop.dev
wp_options.option_value:2
< http://wordpress-develop.dev
> https://wordpress-develop.dev
+------------+--------------+--------------+------+
| Table      | Column       | Replacements | Type |
+------------+--------------+--------------+------+
| wp_options | option_value | 3            | PHP  |
+------------+--------------+--------------+------+
Success: Made 3 replacements.

画像サイズ

WordPressではテーマやプラグイン、そしてWordPress本体が様々なバリエーションの画像サイズを定義できるようになっており、画像をアップロードするたびにそれらの画像サイズで画像が生成されます。

このことは画像サイズが多すぎるとディスク容量やサーバー負荷に大きなインパクトをあたえることを意味しており、今回の WP-CLI 1.4.0 では、定義されている画像サイズを確認できるようになりました。

$ wp @firegoby.jp media image-size 
+----------------+-------+--------+------+
| name           | width | height | crop |
+----------------+-------+--------+------+
| full           |       |        | N/A  |
| large          | 1024  | 1024   | soft |
| medium_large   | 768   | 0      | soft |
| post-thumbnail | 750   | 270    | hard |
| medium         | 300   | 300    | soft |
| thumbnail      | 100   | 100    | hard |
+----------------+-------+--------+------+

その他

僕がやった改善として、標準入力のサポートが強化され、たとえば wp import とか wp user import-csv などで標準入力からのインポートが可能になりました。

これはサーバーをまたがるデータの移行で活躍してくれると思います。

それ以外にもとてもたくさんの改善が行われていますので、詳しくはリリースノートをご覧になってください。

Version 1.4.0 released

コントリビューターについて

今回日本とインドからたくさんの方が貢献してくださいました。

日本からは、WordCamp Tokyoでのコントリビューターデイの参加者全員のGitHubアカウントが、このリリースノートに掲載されています。

ぜひみなさん盛大に自慢してください。笑

あと個人的に誇らしいのが今回のバージョンではアジアからのコントリビューターがとても多いことで、彼らとはプルリクエストの送り方やテストの書き方など途方もなく多くのやりとりをしました。

同じ価値観を多くのみなさんと共有できたことはすごくうれしいです。

今後の予定について

次のバージョンの WP-CLI 1.5.0 は12月にリリースを予定しています。

また 2018年には WP-CLI のメジャーバージョンアップ版である 2.0 のリリースを予定しており、このときにはいくつかの互換性のない変更も含まれる予定です。

まだ詳細は未定ですが、近日中に公式サイトで今後の方針が発表されると思います。