Vagrantを使ってWordPressのテーマを翻訳しちゃおう!

先日、WordBench鹿児島の、声がすごく大きいことで有名な西村さんという方と話してたんですが。。。

WordPressのテーマの公式ディレクトリでは、Featured Themeってのがだだーんって紹介されてて、ここに海外で有名なテーマが紹介されてます。

WordPress_›_Free_WordPress_Themes

で、順番に見ていくと分かるんですが、ほとんどのテーマが日本語化されてないんですよね。

で、海外で人気があるテーマを日本語化して作者さんに送る&自分のブログとかで紹介したら「モテるかもよ」って話したら、声が大きいことで有名な西村さんが「やりたいっすー!ちょーすげえっすー!ラーメン食いたいっすー!」っておっしゃるので、Vagrantをつかってテーマを翻訳する方法をご紹介します。

以下は、VirtualBox と Vagrant、git がすでにインストールされていることを前提にしています。

 

どのテーマを日本語化するかを決める。

テーマの翻訳作業に取り掛かる前に、そのテーマがすでに日本語化されていないかを確認しましょう。

また、テーマに同梱されていないくても、諸々の事情でテーマとは別に配布されていることもあります。

「wordpress テーマ名 日本語」とか「wordpress テーマ名 翻訳」とかでぐぐって、確認しておきましょう。

 

VCCW を GitHub から入手する。

ぼくがメンテしているVCCWを以下のコマンドで適当な場所に clone してください。

git clone https://github.com/miya0001/vagrant-chef-centos-wordpress.git

つぎに、このディレクトリの中の Vagrantfile.sample をVagrantfile にリネームして、以下の部分の値を書き換えてください。

Vagrantfile 11行目

WP_LANG = "ja" # WordPress locale (e.g. ja)

Vagrantfile 23行目

WP_DEFAULT_THEME = 'customizr'

この customizr の部分はテーマのスラッグ名で、簡単に説明すると公式ディレクトリのテーマのページの末尾の部分です。

WordPress_›_Customizr_«_Free_WordPress_Themes

以上が完了したら、マシンを起動しましょう。

vagrant up

起動が完了してから https://firegoby.jp にアクセスすると指定したテーマがアクティブになってるはずです。

ちなみにテーマは後から追加してオッケーです。

 

.pot を作る

実際に翻訳作業を始めるには、.potファイルという翻訳作業の元ネタファイルを作る必要があります。

この作業はpoeditというGUIツールでもいけますが、このVagrantfileを使うとコマンド一発で行けます。

vagrant ssh # vagrant にsshでログイン

VagrantにSSHでログインしたら言語ファイルがあるディレクトリに移動してください。

VCCWは、 /var//var/www/vhosts/i-70b33683 内にWordPressが設置されており、言語ファイルは テーマのディレクトリの languages/ ディレクトリにあるはずです。

このディレクトリには .po ファイルがすでにいくつかあるはずです。
(なければ、langs ディレクトリとか別の名前のディレクトリです。)

cd /var/www/vhosts/i-70b33683wp-content/themes/customizr/languages

次に以下のコマンドで、 .pot を作ってください。

makepot theme ..

末尾の .. もお忘れなく。

ちなみにこの .. は、テーマの funtions.php があるパスを指すんですが、ややっこしいテーマは、languages ディレクトリがやたら深い階層にあったりするので適当に帳尻を合わせてください。

 

翻訳作業を始める

ここで実際に翻訳作業を始めるわけですが、テーマの翻訳に関しては、WordPressのデフォルトテーマの翻訳ファイルをマージすると、デフォルトテーマ側で翻訳済みのテキストの翻訳を省略できるので楽になります。

customizr.pot は、テーマによって変わりますのでご注意を。

msgmerge ../../../languages/themes/twentythirteen-ja.po customizr.pot -o ja.po

ちなみにすでに ja.po があって、テーマのバージョンアップで一部が反映されない場合は、以下のようにすると差分だけの翻訳でオッケーです。

msgmerge ja.po customizr.pot -o new.po
mv new.po ja.po

以上が完了したら、 ja.po を翻訳していきましょう。

 

ja.po に対する翻訳作業は、ホストマシン側でも可能です。

poeditを使った具体的な翻訳の作業手順は、以下のURLが参考になると思います。

poEdit で翻訳ファイルを作る | iDeasilo

困ったらフォーラムに質問を投げても大歓迎してもらえると思います。

 

poeditを入れるのがめんどくさい方は、.poをテキストエディターで直接編集しちゃいましょう。
(ぼくはその方法です。)

.po を編集後に以下のコマンドを実行すると ja.mo が生成されるので、翻訳結果をブラウザで確認できます。

msgfmt ja.po -o ja.mo

 

翻訳ファイルをシェアする

翻訳した成果物の ja.po と ja.mo はテーマの開発者さんに送ってあげましょう。

英語版のフォーラムで、以下のように翻訳したよ!って通報するのがいいと思います。

http://wordpress.org/search/japanese%2Btranslation?forums=1

あと、作者さんがメールアドレスやtwitterアカウントをお持ちなら、それらを使ってコンタクトするのもありです。

 

もちろん、作者さんの都合により放置されちゃうこともあります。

そんなときのために、みなさんのブログ等で公開するのもありです。
(かならず作者さんにコンタクトをとる努力はしましょう!)

あと、GitHubにおいておくと、だれかが手伝ってくれるかもしれません。

https://github.com/miya0001/customizr-ja

(というわけで、このテーマだれかやってください。笑)

 

用が済んだら破棄!

ひと通りの用事が済んだら以下のコマンドで破棄しちゃいましょう。

vagrant destroy

うん、Vagrantマジに便利っすね。